手汗の悩みと自律神経の関係についての解説と日常で行える解消法をご紹介

手汗の悩みを抱えているひとはたくさんいます。とくに、近年は増えているともいわれています。

それは、ひとつには、以前の日本社会では、今よりある程度おおらかであり、汗やからだから自然に出るもの、ゴミなどに寛容だったのに対し、日本社会全体がある意味成熟し、清潔になっていったことで、少しの汚れや雑菌、汗などの匂いにも敏感に反応してしまうようになったり、気にしすぎてしまうようになったということがあります。

自律神経の乱れ

また、これも社会が成熟すると避けられないことですが、ストレスが増えました。そのことによって、自律神経の乱れが多くのひとに起こるようになったと考えられています。

現代社会は、さまざまなプレッシャーや悩みの連続の毎日です。そして、悩みと自律神経は、深く関係しているとされています。つまり、悩み事を気にやみすぎると、自律神経が狂ってしまい、さまざまな症状が心身に出るということだと考えられています。

ですから、手汗のことで日々悩んでいる方は、その仕組みを理解すると、症状の緩和の第一歩につながりやすいです。

人間のからだは不思議なもので、悩めば悩むほど、手汗をかいてしまいます。他にも、どこかかゆいところを気にすると、いつまでもかゆさが続いたり、ニキビを気にしすぎるとニキビが悪化したり、眠れないと思いすぎるとよけいに眠れなくなったりということがあります。

メンタルの影響が、からだにとても出るようにできています。ですから、メンタルの観点から考えることも、手汗をおさえたいひとにとってはひとつの手です。

人は緊張すると喉が乾き、からだが萎縮し、冷たくなりやすいです。それらと手汗は、メンタルの観点から見るとつながっています。

つまり、上手くリラックス出来ないことで、悪化したり、改善されなかったり、悪循環に陥ったりするということです。自律神経は、リラックスすると整うようにできています。

心がリラックスすると、副交感神経というのが優位になります。副交感神経は、からだに入った無理な力を取ってくれ、筋肉のこわばりや、無駄な汗をおさえる効果があるとされています。

唾液の分泌もうながすので、口の乾きも治りやすいとされています。そうしてメンタルと体は常に連動しています。

ですから、自分に合ったリラックス法を獲得できれば、手汗もおさえる効果が期待できます。

マインドフルネス

具体的には、マインドフルネスというものが、近年注目されています。

これはお金もかからず、自宅でできる自律神経をととのえる方法で、かつては瞑想やメディテーションと呼ばれていました。しかし、瞑想というと響きが宗教めいて来ることなどから、瞑想から、宗教性を取ったものとして、新しくマインドフルネスという言い方になりました。

マインドフルネスは、呼吸に集中して、なるべく何も考えないようにするのが基本です。楽な姿勢でよいので、目を閉じ、手も、ただ太ももに置くだけでもよいとされています。

はじめはなかなか集中できず、一分もできない人がほとんどですが、続けるうちに、数分から十数分、心地好く出来るようになる人が多いです。

雑念が浮かんでも、気にしないで、ある程度適当に取り組むのもポイントです。なぜなら、ストレスからからだに症状が出ている人は、真面目な人が多く、きちんとやろうとすると、それがまたストレスになりかねないからです。

マインドフルネスは、今、世界中で注目されています。アメリカの大手企業などでは、社員にやらせて、ストレスマネジメントにしているところもあります。

人間は、ストレスがかかると、呼吸が浅くなります。そして、呼吸が浅いと疲れやすく、さらに呼吸が浅くなりやすくなってしまいます。そうなると、さまざまな症状が心身に出ます。

ですから、マインドフルネスは、呼吸に集中して、深い腹式呼吸が出来るように、徐々になることで、心身を楽にしようという仕組みです。